グループホームのM&A・事業承継
売却前の準備と必要資料
資料を集める目的は、ホームの現状と引継ぎの条件を双方が理解できるようにすることです。最初から完璧にそろえる必要はありません。
初回は、事業の輪郭から
サービス種別、おおまかな地域、拠点・住居数、利用状況、職種別人数、概算の収支、希望する時期を分かる範囲で整理します。施設の名称や詳細な所在地を伏せた相談から始められます。
| 項目 | 資料の例 | 確認すること |
|---|---|---|
| サービスと譲渡範囲 | 指定通知、事業所・住居一覧、法人の組織図 | 障害福祉か介護保険か、全社譲渡か一部事業か、事業所と住居の関係 |
| 収支の実態 | 直近の決算書、月次試算表、住居別収支 | 本部費用、役員関連費用、一時費用、承継後に必要な費用 |
| 入居・利用の推移 | 定員、月次利用実績、入退居・空室期間の集計 | 安定稼働の背景、空室の理由、将来の人員・支援への影響 |
| 職員体制 | 職種別名簿、勤務表、雇用条件、資格・研修記録 | サービス別の配置、兼務、採用課題、重要な役割を担う職員の引継ぎ |
| 指定・届出・加算 | 指定・更新通知、変更届、加算届出と根拠書類 | 譲渡方式ごとの必要手続、届出内容と運営実態の一致 |
| 指導と改善 | 運営指導の通知・結果、改善報告、返還等の記録 | 未対応事項、再発防止策、承継前後の費用・責任分担 |
| 建物・住居 | 賃貸借契約、登記、平面図、消防等の点検記録 | 継続利用の条件、家主の承諾、修繕計画、担保や保証 |
| 運営と支援の継続 | 運営規程、業務手順、事故・苦情対応、災害対応計画 | 管理者が交代しても継続できる仕組み、見直しが必要な運用 |
| 関係機関・外部委託 | 協力医療機関・委託先との契約、連携先一覧 | 契約継続、説明の窓口、地域との会議や連絡の引継ぎ |
| 情報開示と説明計画 | 開示資料の一覧、秘密保持の取り決め、説明対象の整理 | 個人情報の共有範囲、職員・入居者・家族等への伝達時期と担当 |
表は横にスクロールできます。個人名を含む資料は、開示方法を確認するまでは提出しないでください。
「分からないこと」も一覧にする
指定の更新、加算の届出、賃貸借契約の名義、運営指導後の改善など、資料だけでは判断できない点を残さず書き出します。確認先、担当者、期限を決め、必要な事項を最終契約前に整理します。
一部譲渡では、切り離したあとの運営を確認
管理者や職員の兼務、夜間応援、給与・請求業務、本部の経費を共有している場合は、譲る側と残す側の両方で業務が成り立つかを確認します。住居単独の収支だけで判断せず、新たに必要な採用費・管理費も把握します。
個人情報は、必要な段階で必要な範囲に
入居者の氏名、障害や病歴、支援記録、職員の詳細情報を初期相談でまとめて送る必要はありません。まずは集計・匿名化した資料を使い、検討が進んだ段階で開示目的、法的な取扱い、対象者、方法を確認します。
売却を決める前から、ご相談いただけます守りたい暮らし。
守りたい暮らし。
託したい、これから。
希望の時期も、相手も、まだ決まっていなくて構いません。
経営者として気になっていることから、お聞かせください。
初回は会社名を伏せて相談できます。氏名・メール・相談内容と同意をご入力ください。
